1月の薔薇のお手入れ 春にたくさん咲かせるための冬剪定と植え替え

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冬こそ薔薇のお手入れをしっかりやっておこう

秋の薔薇が終わる前から「1月上旬に冬剪定と植え替えをしよう!」と計画していたので先日、母に手伝ってもらって無事植え替えを完了しました。

薔薇のお世話って聞くと華やかで優雅なイメージをお持ちかもしれません。しかし資材は重いし土まみれになるし、実は結構な重労働なんですよ。

私自身、昨年の春に始めたばかりの初心者ですが

「これは体力ない人だとキツい作業だろうな」と思いました^^;

昨年迎えた薔薇は木立性とシュラブ系なので、私はまだ経験ないのですが「つるバラの誘因などは力仕事なので男性の手がほしい」とよく聞きます。

世の結婚願望のある独身男性、チャンスですよ!(違)

ガーデニングが出会いのきっかけ、とか素敵だと思いますけど^^

冗談はさておき、冬は薔薇が休眠期に入るのでこの時期にやっておきたいことは多いです。

今回、私が初めて行った冬剪定植え替え施肥について注意点、作業の流れを解説したいと思います。

鉢植えの薔薇の冬剪定と植え替え(土づくり)

・冬剪定とは

冬の間に「伸びすぎた枝」や「フリーダムに乱れた樹形」の形を整える作業のこと。

背丈が高くなりすぎたり、枝が混み合ったりするのを調整するイメージです。

秋薔薇が咲いた後、1月に冬剪定をするつもりでしたので春~夏のようにこまめに枝を切りはせず伸ばし放題にしていました。

剪定前のバラ(はいから)
剪定前はこんな感じ

冬剪定は葉っぱも全部落として、夏剪定よりももっと強めに短くします。

葉を取り除くことで薔薇も休眠期に入ります☆

剪定後のバラ(シャルム)
葉はすべて取り、細い枝もカットした後のシャルム

・植え替えとは

我が家ではベランダでバラ栽培をしているので鉢植えです。

地植えと違って、鉢植えは植木鉢の中の土の環境を人間が管理してあげないといけません。

植物は根っこから水、養分を吸収していますので、長期的に同じ土を使っていると肥料のバランスが偏ってきます。そして土はやせると砂のように細かくなって水分をキープできなくなります。

薔薇を元気に育てるなら、ぜひ気を配ってあげたいですね^^

鉢植えの薔薇は定期的に土の入れ替えが必要なので、できれば毎年実施してあげたほうがいいそうです。(2月になると芽が動き出すので、遅くても1月中旬までに)

植え替えには、土の入れ替え以外に、以下のような目的もあります。

・伸びすぎた根をカットして新しい根のスペースを作ります。

・普段は見ることができない根の状態をチェックします。

鉢から出した根鉢(シャルム)根が伸びているのがわかる。

害虫が侵入していないか(居たらイヤですけど)、根の病気が発生していないかなど早期発見で予防していくことが重要です。

今回、私の場合は冬剪定と寒肥を実施するので、一緒に土も新しいものに替えることにしました。

この作業の前に、冬剪定と植え替えの手順について調べてみたのですが、人によって剪定と植え替えの順番は多少前後するようです。

(冬剪定を2月にするパターンで、その場合は植え替えの作業のみ1月中に行います。作業を2回に分けるということですね。)

私は株がコンパクトなほうが植え替えが楽かな?と思ったので先に剪定し、植え替えをした後、施肥、マルチングという順番で行いました。

【準備するもの】

剪定ばさみ

手袋(園芸用の革手袋があれば尚可)

用土(培養土、肥料入り)

鉢底石

植え替え用の鉢(サイズを大きくするならワンサイズ大きな鉢を 例 8号→10号)※

移植ゴテ、根かきゴテなど

ゴム手袋(使い捨てのビニール手袋でもOK)

ガーデニングシート(100円ショップで売ってます)

バケツ

ジョウロ(ハス口付き)

※大きい鉢への植え替えの判断基準

鉢に対して株が大きくなっていれば、植え替え時に植木鉢も大きいものにしたほうが良いでしょう。

根っこの生育状態を見て、鉢の大きさを決めるのですが

鉢の中で根詰まりしているかどうかは、鉢底穴から根が出ていたり表面の土が固くなっているかで確認できます。(写真参照)

鉢底穴から根が見えている状態(はいから)植え替え前の8号鉢
鉢底穴から根が見えている状態(はいから)植え替え前の8号鉢

また、表面の土が固くなっていれば根詰まりを起こしていると判断できますので

大きい植木鉢に植え替えてあげたほうがいいでしょう。

私の場合、もともと華奢な「シャルム」は最初から10号鉢に植えており、根はぎゅうぎゅうになっていなかったので8号鉢に。

逆に8号鉢に植えていた「はいから」は枝も根もしっかり大きく育っていたので今回は10号鉢に植え替えました。

【作業の順番】

  1. 冬剪定 (遅くとも2月末までに あまり遅いと春の花数が減ります。)
  2. 土替え (12月下旬~1月中旬)
  3. 肥料(寒肥、元肥) (1月~2月頃)

・鉢植えの薔薇の冬剪定のポイント

夏の剪定より強めに行きます!

株元から30cmくらいを目安に株全体の1/3から1/2の高さにカットします。

・葉はすべて摘み取る(病害虫を越冬させないため)

・外芽の5ミリ上でカット(すべての枝葉によく光があたるようにするため)

・枯れた枝、細く貧弱な枝は付け根からカット

・内側に交差している、ふところ枝はカット(日当たりや風通しが悪くなる原因なので)

あまりに細くて貧弱な枝では元気な芽が出てきにくいので剪定をします。

品種によって十分な太さは異なりますが、だいたい鉛筆とか割り箸くらいの太さの枝を残す感じで切り戻す作業をします。

数本に枝分かれしている部分があれば、しっかりした枝を残して整理します。

マルチングが済んだら作業は完了だが害虫の土への侵入を物理的に防ぐ目的でキッチン用水切りネットを鉢表面のサイズに合わせて切ったものをUピンで固定する。(はいから)
マルチングが済んだら作業は完了だが害虫の土への侵入を物理的に防ぐ目的でキッチン用水切りネットを鉢表面のサイズに合わせて切ったものをUピンで固定する。(シャルム)

私の場合、HTの「はいから」は1/3の高さに、シュラブの「シャルム」は細い枝を残して2/3の高さで剪定しました。

・植え替え手順

注意点:植え替え前、2~3日は水やりをしないほうが鉢から出す時に楽です。

今回、私の場合は一週間ほど水やりしていなかったのでかなり土が乾いていました。しかし鉢が大きかったので重くて、鉢から根鉢を引き抜くのがたいへんでした。

鉢から出した根鉢(シャルム)

1.一年を通して鉢の中にある土は固まっていて引き抜きにくい状態になっています。移植ゴテなどで鉢縁と土の間をぐるっと一周させるようにサクサク差し込んで土を鉢から離れやすくします。

縁に隙間ができたら株元をつかんで鉢から引き抜いて土を落としましょう。(株元を持つ時、棘が鋭いので注意)

2.手でちぎれるような細い根っこはちぎります。意外と根が育っていて鉢底石のネットに絡まっていたので、ハサミなどで切りながら分けました。ここで余分な古い土をできるだけ落としましょう。(根を乾燥させないよう注意)

鉢から出した根鉢(シャルム)根が伸びているのがわかる。

3.水を張ったバケツに根鉢を浸けて上下させて、土を洗い流します。(細かい土がベランダに流れないように注意)※

水を張ったバケツに浸して古土を落とす作業(はいから)

4.ある程度の土を落としたら、長すぎる根や傷んだ根は切ります。(イチゴの形をイメージ)

水を張ったバケツに浸して古土を落とす作業(シャルム)

5.鉢に鉢底石を敷きます(2~3cm)

下準備で鉢底穴にナメクジ侵入防止のネットを設置しておきましょう。ネットが浮かないようにワイヤーで固定します。(写真参照)

鉢底穴にナメクジ侵入防止のネットを設置。ネットが浮かないようにワイヤーで固定する。
鉢底穴にナメクジ侵入防止のネットを設置。
鉢底穴にナメクジ侵入防止のネットを設置。ネットが浮かないようにワイヤーで固定する。
鉢底穴を裏から見た状態。ネットが浮かないようにワイヤーで固定する。
植木鉢の底に鉢底石を入れた状態。ネットにあらかじめ石が入ったものを使用。大きい鉢だと2袋くらい。
植木鉢の底に鉢底石を入れた状態。ネットにあらかじめ石が入ったものを使用。大きい鉢だと2袋くらい。

6.用土を1/3ほど入れて根を広げながら根鉢を置き、接ぎ木部分が土の上に出るように高さを調整します。

割りばしや棒などを使って、根の隙間にもしっかり土が入るようにしましょう。

新しい土を鉢に入れ、その上に根鉢を置いてみる。高さ、位置などを調整して根鉢の周りに土を入れる。

7.用土をさらに足して根鉢を覆います。鉢縁の3~5cmくらいはウォータースペースとして空けておきましょう。

8.堆肥でマルチングする前に、鉢のサイズに応じた分量の肥料を株元を避けて置いていきます。

(私は「濃いバラの肥料」と「特選 有機 バラの堆肥」を使っています。)

植え替え完了まであと少し。土を入れた後に「濃いバラの肥料」を株元を避けて設置する。

最後に堆肥で表面の厚さ2~3cmをしっかりカバーして完成。私は念のため、コガネムシ対策にキッチン用水切りネットでさらにカバーし、Uピンとビー玉で固定しました。

施肥が終わったら最後に、堆肥でマルチングをする。(はいから)
施肥の後、堆肥でマルチングをした状態。
マルチングが済んだら作業は完了だが害虫の土への侵入を物理的に防ぐ目的でキッチン用水切りネットを鉢表面のサイズに合わせて切ったものをUピンで固定する。(はいから)
コガネムシ対策のネットで表面を覆った状態。Uピンで固定。

9.鉢底から水が流れるまで水やりをします。水をあげる時はたっぷりと、その後しばらくは乾かして、と乾湿の差をつけてあげるのが丈夫な根を育てるポイントです。

薔薇の病気(根頭癌腫病)について

上記 手順3※水洗いして根っこの状態が良く見えるので害虫が侵入していないか、病気(根頭癌腫病)がないかをチェックします。癌腫が発生した株は廃棄処分が妥当だそうです。

初期の小さなコブなら、その部分をえぐり取ることで回復することもあるそうですが、一般的には生育不良な状態が続くことと、細菌感染で他の薔薇にもうつるので使用した鉢、ハサミなどは消毒、土は廃棄する等、結構な手間がかかります。

以上の理由から慣れていない方にはオススメな方法ではないとのことです。

私がいつもお世話になっているバラ園さんでは癌腫が出ないように育苗されているので、癌腫についての心配は今回ありませんでした。

接ぎ木の部分が充実してくると台木を包むようになってくるので最初は病気かと心配したのですがこれは良い状態だということで安心しています^^

植え替え完了まであと少し。土を入れた後に「濃いバラの肥料」を株元を避けて設置する。

夏に一度、コガネムシが株元にいた件(こちらの記事)があったので、夏からずっと心配していましたが、今回の作業で幼虫はいませんでした!(見落としていたらどうしよう^^;)

これがずっと気になっていて正直、虫が出てきたらどうしよう?!ってめっちゃ怖かったんです。

だから母を召喚した← ヘタレですw

冬剪定と植え替え、私にとって初めての作業だった訳ですが、割とばっさり根をカットしたので春にちゃんと咲いてくれるのか心配しています。

でも、本来薔薇は丈夫な植物なので、バラ園さんによれば根っこが枯れなければ大丈夫とのこと。

「うちの子たちなら、きっと元気に育ってくれるでしょう」と信じています。

薔薇はお世話がたいへんだという印象があり、栽培を敬遠されている方も多いかと思います。

しかしポイントを押さえてお世話していれば、手をかけるほど期待に応えてよく育ってくれるので

気に入った品種があれば育ててみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでくださり、ありがとうございました^人^

参考文献:はじめてのバラづくり 12か月

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