マリアージュ フレールのクリスマスの紅茶 エスプリ ド ノエルとは

ノエル エスプリ ド ノエルとノエル オートクチュール エスプリ ド ノエルの紅茶缶

マリアージュ フレールでこの時期、お勧めの紅茶は

マリアージュフレールといえば500種類以上の銘柄を取り揃えていて、併設のサロンではサロン ド テでのみ提供されるケーキや焼き菓子などと一緒に自分の好みに合ったお茶を飲めるお茶好きにはたまらない空間ですね。

クリスマスやお正月、なにかと人が集まるイベントシーズンです。

ぜひ特別な紅茶でお客様をおもてなししたい、フランスの老舗マリアージュ フレールの紅茶をサロンで提供されるようなクオリティでお客様にお出しできたら、そうお考えの方にオススメする紅茶について今日は書いてみたいと思います。

なんといってもノエル エスプリ ド ノエル、そしてホリデーシーズンならではのラインナップから特にノエル オートクチュール エスプリ ド ノエルがクリスマス気分を盛り上げてくれる紅茶ではないでしょうか。

このエスプリ ド ノエルのフレーバーはマリアージュフレールでフレーバードティーがリリースされ始めた当初からある、フランスでは根強い人気のある3大銘柄のひとつなんです。

ノエル エスプリ ド ノエルとノエル オートクチュール エスプリ ド ノエルの違い

どちらもオレンジピール、タンジェリン、アップル、シナモン、アーモンド、バニラビーンズが入っていて、茶葉の見た目も香りもクリスマスシーズンに相応しく、とても華やかです。

名前が似ているので、ちょっとややこしいですけれどパッケージや茶葉の写真などを参考にしてみてくださいね。

ノエル エスプリ ド ノエル 

量り売りで購入できる、星型のお砂糖が入っていないほうです。

・定番商品なので店舗で品切れしていなければ、いつでも入手可能なので購入しやすいです。

T921 NOËL-ESPRIT DE NOËL  パーティの季節、クリスマスのために特別に作られたお茶です。クリスマスの甘いスパイスで香りをつけたお茶に、オレンジの皮とブルボンヴァニラの粒を加えています。

引用元:フランス流紅茶藝術

ノエル オートクチュール エスプリ ド ノエル 

お砂糖でできた赤い星が入ったほうがオートクチュールと覚えてください^^

赤い星はきっとイエス・キリストの生誕を祝ったツリーのてっぺんに飾る星をイメージしているのでしょう。

ノエルより、シナモン多めです☆

・季節限定商品(入荷数が店舗により限りあり)なので出会った時が買い時。

・パッケージが限定パッケージなので紅茶好きな方へのプレゼントにも喜ばれます♪

NOËL HAUTE COUTURE NOËL-ESPRIT DE NOËL

他の銘柄との違いは?

・マリアージュフレール独自の認証、ジャルダンプルミエール(オーガニック茶葉)であること。

・ジャルダンプルミエールのお茶は他のお茶と比べて、水色が淡いのが特徴です。

・原材料の明記 何が入っているか、はっきりしている (他の銘柄は公式の案内でも、わりとぼんやりした表現での説明なので具体的に何が入っているかは個人の味覚、嗅覚に委ねられます^^;ある意味、紅茶マニア魂を試されている?)

ノエル エスプリ ド ノエルを美味しく淹れるポイント

・(どの紅茶にも言えることですが)冬場は特に沸騰したてのお湯を使用しましょう。

※ 沸騰したお湯をぐつぐつと、いつまでも火にかけてはいけません。

・茶葉の量は、茶さじ 山盛り3杯で

・抽出時間は3分きっかりで茶葉を引き上げて

※マリアージュフレールの紅茶を美味しく淹れるポイントについてはこちらの記事をどうぞ☆

サロンで飲む紅茶マルコポーロの香りを再現 美味しさの秘密を教えます

ミルク、ストレート どちらでも楽しめる紅茶ですが

濃いめに抽出してミルクを入れてチャイ風に

甘い香りのスパイスティー、それともフルーツティーとして

シナモン、クローブなどスパイスがピリッと効いていて体が温まります。

寒い冬には濃いめに淹れて、ミルクティにするとチャイのような味わいです。

茶葉を茶さじで取る時に少しテクニックが要りますが、オレンジピールが多めに入った場合は茶さじにすりきり3杯くらいで。

さわやかなフルーツティーみたいな味と香りで、また違った飲み方ができますよ。

冬の時期はどこの紅茶ブランドもシナモンやドライフルーツを使ったクリスマスのフレーバーを出してきますが、マリアージュフレールのスパイス系は全体的に結構、辛口です。(他にはアレクサンドラ ダヴィッドネール、シャンデルナゴールなどありますが、本当に“強め”なので紅茶を飲んだ後は体がぽかぽかします。)

フランス菓子は特にめちゃめちゃ甘いので、そういったお菓子に合うことを想定したバランスなのかな、と思ったり。

ノエルシリーズは他にも4種類あります。

実はノエルのフレーバーにはハッピーノエルシリーズという4種類のお茶があるんです。

もちろんキラキラの星型の砂糖入りです☆

・ノエルヌーヴォー(緑茶)

ノエルのフレーバーの印象はそのまま、オレンジフラワーが入った緑茶ベースのお茶です。

緑茶ですので淹れる時のお湯の温度は低め80~85°くらいでお願いします。

・ノエルブラン(ルイボスティー)

ルイボスティは茶葉ではなくルイボスの灌木の皮で作った南アフリカのお茶です。

ノンカフェインなので、カフェインを気にされる方におすすめの赤いお茶です。

ノンフレーバーのルイボスティは独特の風味がありますが、そこはマリアージュフレール、

このノエルブランもたいへん香り豊かなフレーバードに仕上がっていますが、もしフレーバードのルイボスティがお好きになられたら、こちらも人気のルージュ メティスも試してみてくださいね。

・ホワイトノエル(白茶)

ノエルシリーズのフレーバーはスパイシーでぴりっと辛口なのですがホワイトノエルに関しては、シナモンはほんのり、カモミールが優しい印象を醸し出しているのが特徴のまろやかな白茶ベースのお茶です。

・ノエルブルー(青茶) 

半発酵茶で水色はブルーです。濃いブルー寄りだったりグリーンがかった青だったり、色合いは淹れる時の加減によって微妙に変化します。この独特の水色の秘密はブルーフラワー(マローブルー)が入っているから、このようなミステリアスな色になります。

お茶選びに迷った時はブティックのスタッフはみなさん、さすがお茶好きとあって知識が豊富でお詳しいです。こちらから質問すると快く教えてくれて、とても勉強になりますので

「マリアージュフレールは敷居が高くて・・・」と躊躇されている方もぜひ、この機会に勇気を出してブティックへ足を運んでみることをお勧めします。

憧れのマリアージュフレールデビューを果たしてみてはいかがでしょうか。

そういえば、クリスマス、新年が明けると福袋も販売開始ですね☆

そしてそして、その後は待ちに待ったガレット デ ロワ の登場です♪

クリスマスから新年へと、あっという間ですが慌ただしい日々でも、ゆっくりとお茶を楽しむ時間を忘れずに暖かくしてお過ごしください。

ジャムのびんと点字

サン・ダルフォーのフルーツスプレッド

ジャムの瓶にある点字のようなものを発見しました

先日あることを発見してしまい、気になったので調べてわかったことを今日は少し文章化したいと思います。

ここ数年、お気に入りのジャムがありまして、我が家ではフランスのサン・ダルフォー社(ST.DALFOUR)のフルーツスプレッドを何種類かローテーションで常時ストックしています。(正確には砂糖不使用ということでジャムの定義にはあてはまらないのでフルーツスプレッドという品名で販売されています。)

お気に入りの理由は、なんといっても砂糖不使用だから。

シンプルな理由です。

フルーツスプレッドとは?

ジャムの定義として、JAS法では「果実、野菜または花弁を砂糖類等とともにゼリー化するようになるまで加熱したもの」としています。また、日本では糖度が40度以上のもの(JAS法による)、米国では糖度65度以上のもの(FDA=米国食品医薬品局による)、欧州では糖度60度以上のものがジャムとされています。サン・ダルフォーは砂糖類不使用ですので、JAS法上のジャムの定義に当てはまらないため、フルーツスプレッド(日本ジャム工業組合の申し合わせによる)という品名になっております。

引用元:ST.DALFOUR

今日書きたかったテーマに戻りますが先日、サン・ダルフォーのガラス瓶を眺めているとラベルの下に小さな連続する点を見つけました。

「これって点字かな?」

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4個、1個、3個と確認できます。

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4個、1個、3個と確認できます。

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4つありますね。

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4つありますね。

気になったので早速、インターネットで点字について調べてみることに。

私は今まで、点字というものに馴染みはなかったので街中で見かけることはあっても知識としてはまったく点字がどのような法則があるものか、読み方なども知りませんでしたので初歩的なことから学ばねばなりませんでした。

あなたは街にある点字を読めますか?

点字の種類や読み方を調べていくうちに、誰が最初に点字を考案したのだろう?なんて疑問も頭に浮かんできたのです。

最初に12点から構成される点字を考案したのはフランスのシャルル・バルビエという軍人でした。

複雑だった為、あまり普及しなかった点字をブラッシュアップして改良したのが14歳のルイ・ブライユです。その2年後の彼が16歳の時には6点から構成される点字を完成させたというのだから、すばらしい偉業ですね。(ちなみに日本語で6点点字をまとめたのは石川倉次という人です。明治23年11月1日に正式に採用されました。)

と、上記のようなエピソードを知ってフランス人が点字を考案したという情報にもふれていましたので、サン・ダルフォー社のガラスびんに記されているのは点字で間違いないだろうと私は思い込んでいました^^;

他社メーカーのジャムの容器にユニバーサルデザインとして点字を記載しているところもありましたので、その先入観もあったと思います。

ユニバーサルデザイン 7原則

ユニバーサルデザインは、「あらゆる人に利用しやすいデザインである」という視点を軸に、下記7原則から構成されています。

1. 誰にでも使えること。(Equitable Use)

2.使う上で柔軟性があること。(Flexibility in Use)

3.使い方が簡単で、直感的にわかること。(Simple and Intuitive Use)

4.必要な情報がすぐにわかること。(Perceptible Information)

5. 簡単なミスが危険に繋がらないこと。(Tolerance for Error)

6.身体的な負担が少ないこと。(Low Physical Effort)

7.アクセス・利用しやすい十分なスペースが確保されていること。(Size and Space for Approach and Use)

参照:THE PRINCIPLES OF UNIVERSAL DESIGN

引用元:知っておきたい あなたの身近にユニバーサルデザイン

余談ですが、11月1日は日本の点字記念日 だそうです。

紅茶の日 と同じですね☆

調査員、行き詰る。

そこで、またまた素朴な疑問が浮上。

点字は6つの点の並びかたの組み合わせによって、文字を表現していますが、このガラス瓶に刻まれているのはどう見ても最大で横一列の4つなのです。 たとえば

・・・・ ・ ・ ・・・ や

・・・・ ・・・ ・・

・・ ・ ・ ・・・・・

という並びです。

オタク気質が災いし?手元にあるガラス瓶の連続する点の並びをすべて、そばにあった紙に書いていきました。

何か規則性があるはず!と。暗号文を解読できるかも知れない♪という何にだか、よくわからない期待が高まり、キッチンにストックしてあったジャムの瓶を全部持ってきて、その点の並びを確認していきました。共通点は、点が横一列に全部で9個。

でも一般的にいう6点からなる点字ではないので、点字一覧などで探しても、同じような配置の点の組み合わせなんてないので当然、何が書かれているのか私にはわかりませんでした。

調査員、公式に電凸する。

ジャムだけに←簡単に解決すると甘くみていたのですが調査に行き詰った私は、 疑問に思ったらすぐ問い合わせ、ということで問い合わせ先を調べることに。

さっそくサン・ダルフォー社の公式サイトにGoしたのですが、こちらは問い合わせ用メールアドレスやお問い合わせフォームの設置がないんですね(汗)

しかたないのでお客様相談室へ電話してみることにしました。

一瞬、なんて電話しようかと悩みました。最初、ものすごく変な質問してくる人だって思われただろうな、と思います^^; 結局、そのまま説明したんですけどね(単刀直入)

電話応対してくださったオペレーターの方も、手元に商品があるのですが自分も、その点についてはそもそも存在自体、認識していなかったと。当然、何の意味があるのかまでは知らなかったとのことで調べて、後日連絡します、ということでいったん電話を置きました。

結論 サン・ダルフォーのジャムのガラス瓶の点字は消費者向けの点字ではなかった

数日後、きちんとお電話くださって、調査の結果を報告してくださいました。

この点字のようなものは、瓶を製造しているメーカーが使用するもので、瓶の型によって機械が違うとのことです。

製品になにか不具合があった場合に、いつ、どこ(工場が複数あるということ?)で製造された瓶なのか、という情報をたどっていけるように記されているとのことです。 ジャムのメーカー名や何味のジャムなのか、などの情報がわかるというものではないので消費者である私達には直接関係がある情報ではなかったということです。

あくまで企業内での識別用としてのしるしだという回答でした。

でも、お忙しい中、私の素朴な疑問に丁寧に答えてくださって本当に感謝しております。

調査員、ますますサン・ダルフォーのファンになる。

くだらない問い合わせにも丁寧な対応で思わず感動し、企業理念も素晴らしいので正直、ファンになりました。

点字もどき(と言ってしまうと悪いもののようですが)にも愛着がわいたところで、このガラスびんのシンプルな中に控えめな装飾があるスリムなデザインも気に入っていますし、これからもフルーツスプレッドを愛用していこうかなと思っております。

びっくりするような情報ではなくてごめんなさい☆個人的にはモヤモヤがスッキリしたので聞いてよかったと満足しています。

この機会に街で見かける点字にも注目してみるのも見聞を広めるのに良いと思います。

なんてことはない話ですが、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます^^

参考文献

点字を作った人

世界の点字

サロンで飲む紅茶マルコポーロの香りを再現 美味しさの秘密を教えます

マリアージュフレールの銘柄、マルコポーロの紅茶缶

はじめまして。茶沼へようこそ^^

このブログへ訪問してくださった、そこの貴方、紅茶がお好きなんですね^^

最近は紅茶を楽しむことを右京タイムと言うとか言わないとか。

紅茶愛好家の中でもノンフレーバーティー派か、フレーバードティー派か?人によっては好みがはっきり分かれるのではないでしょうか。

“紅茶”とひとことで言っても、たくさんの種類があり、知れば知るほど奥が深いものです。

私もお茶好きとはいえ、すべての茶葉を知り尽くした訳ではありませんが知名度の高い紅茶ブランドの人気銘柄(と、お財布の限界)に挑戦した中で今いちばん気に入っているのがフランスの紅茶ブランド、マリアージュフレール(MARIAGES FRÈRES)です。

本家のホームページは日本語版が謎の自動翻訳でかなり(汗)

それはそれで、ある意味“いとをかし”なので違う楽しみ方で期待してしまうのですが

やはり紅茶探求者としてはわかりやすくて正確な情報がほしいのではないかと思います。

500種類以上ある茶葉の中で、さてどれが自分の好みなのか?今の気分にマッチした素敵なお茶は?ひとつだけ選ぶとなると正直迷いますよね。(期間限定や品切れなどで店頭にない銘柄も含みます)

実際、サロン(ブティックに併設されたティールーム)に行くと、まず差し出されるタリフ(メニュー)が細かいグレーの文字で列記されていて見づらい^^;

店内のラグジュアリーな雰囲気とも相まって圧倒されます。

そこであらためて「マリアージュフレールの紅茶を飲んでみたい!」と興味を持たれた方の参考になるよう、今まで私が飲んでみた茶葉を自分なりの感想を綴っていこうと思います。

すでに茶沼に頭までどっぷり浸かっておられる紳士淑女のみなさま方には基本的な話すぎて

「そんなこたぁ知ってるわよ!」と物足りない記事かもしれません(汗)

間違った解釈やご指摘があれば、こっそりメッセージくださいね!

紅茶の淹れ方はお国柄によって違う?

マリアージュフレールは紅茶のブランドとして名高い伝統のある紅茶メーカーです。

紅茶といえばイングランドでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。

私の大好きな漫画のひとつ“黒執事”は舞台が19世紀末のイギリス。主人公シエルが優雅に紅茶を飲むシーンがたびたび出てきます。(万能な執事が淹れる紅茶と供に登場するお菓子もとても美味しそうで毎回楽しみです♪)

私も濃いめのイングリッシュブレックファーストにミルクを入れて飲まないと朝が始まりません。

英国流とフランス流では紅茶の淹れ方も違うので、さらにここでもどちらが好みか?分かれると思います。何が違うの?という方にざっくりとした説明を。

イギリス流は基本、ミルクティに合うように濃いめに抽出。ティーポットに茶葉を入れたままで濃くなったら、さし湯で濃さを調節したりミルクを入れます。さらに英国紳士気分で庶民的に堪能したい!という向きには手軽なティーバッグをマグカップに入れっぱなしで豪快に飲んじゃうのが通な嗜み方だと思っています←

そしてマリアージュフレールの紅茶を最大限おいしく淹れようと思ったら、イギリス流とは反対のことを意識するべし。

美味しい紅茶を淹れるコツ 3つのポイント

  1. 茶葉はきっちり茶さじで量る
  2. 茶葉をティーポットに入れっぱなしにはせず適度な濃さになったらすぐに引き上げる
  3. 茶葉の入れ過ぎも少な過ぎも良くないし、抽出時間が短くても長くてもダメ

※茶葉の量、抽出時間は同じマリアージュフレールの茶葉であっても銘柄によって変わってきます。(ここ重要)

香りに対する意識が高いフランス人好みのフランス流紅茶芸術とは

フランス流紅茶芸術では茶葉の渋み、えぐみは好まれません。サロンでお茶をいただいたことのある方はご存じかと思いますがマリアージュフレールでは渋み、えぐみを出さないよう短い時間で茶葉を引き上げています。

まろやかな茶葉の味と緻密に計算してブレンドされた香りのバランスを楽しむもの、という位置づけなのではないかと思います。

同じフランス流の高級紅茶ブランド ニナスはまた少し違うようですので、ここでいうフランス流という表現はあくまでマリアージュフレール独自のものを指しています。

特にフレーバードティーは茶葉に着香してあるので、香りがじゅうぶん引き出されたら茶葉をポットから出さないと今度は紅茶独特の渋みがどんどん出てきてしまいます。

せっかく香りが広がったと思ったらお茶の渋みでかき消されてしまってはもったいないですから。

(イギリス流の場合は茶葉を入れっぱなしですので、逆にその濃いお茶独特の渋味が良い特徴になっています。)

個人的な思い込みかもしれませんがフランスは香水やワインの文化が発達している国、という印象でフランス人は少なくとも香りへの関心が高い人が多い、全体的に香り好きな人たちというイメージがありますので、紅茶にも馥郁とした香りが求められるのかな、と思います。

マリアージュフレールの定番であり代表的な存在 マルコポーロ

前置きが長くなりましたが私がお薦めする紅茶第一弾として、その数ある銘柄の中でも最も有名な、マリアージュフレールの代名詞と名高いマルコポーロを紹介したいと思います。

マルコポーロの茶葉

T918  MARCO POLO  中国とチベットの花と果物の特別な芳香。計算し尽くされた香り。

公式サイトではこんな説明があっさりとされています。めっちゃあっさりと(汗) 公式の説明はふわっとした表現で具体的に何のフルーツなのか?何の花なのか?

抽象的すぎて、どんなお茶なのかイメージしにくいと思います。

私はもっと具体的なことを知りたいんです!!

サロンで給仕してくれるギャルソンやブティックで接客してくれる販売スタッフに質問してみるのもいいかと思います。ただ公式情報以外のことはなかなか引き出せないのが悔しい・・・(私の質問のしかたが未熟だからなのか?)

かなり顧客の想像力を要求される特殊な空間であり、たかがお茶選びと言ってしまえば素っ気ないですがブティックやサロンそのものが非日常的であり、その場での体験自体がエンターティンメントですらあると感じますので、紅茶について少し予習してから行くとより楽しめるのではないかと思います。

「これはどんな香りがするんだろう?」と謎の部分を残すことで、顧客の興味を引く戦略なのかなと思います!(断言)

結論、彼らは非常によく訓練された特殊部隊の精鋭であると言えます←

マルコポーロという紅茶は知識豊富なギャルソンの説明を聞いていると、一度飲んでみたいと紅茶好きな人なら思うであろう銘柄です。

サロンでマルコポーロを飲んでみた個人的感想

マリアージュフレールで人気の銘柄はそこそこ試した私ですが、マルコポーロは香料が苦手な方でなければ幅広くお薦めできる定番中の定番だと言えるでしょう。

実際にプロが淹れるマルコポーロをいただいた感想を語彙力がないなりに言語化してみます。

最初はミルクなしで。印象的な、これがマルコポーロだ!という甘い香りが広がります。とても甘くて花の蜜のような南国のフルーツのような、東洋的な印象の香りです。東洋にミステリアスなイメージを持つヨーロッパ人が憧れを込めてマルコポーロと名付けたのかな、などと思いながら今度はミルクを少し入れてみます。

最初に目立っていた香りが少し丸くなり、誰もが知っている、そう、たとえるならば苺のショートケーキのような甘さを感じます。(私は普段、紅茶に砂糖は入れないのですが香りだけでじゅうぶんな甘さ!マルコポーロに関してはストレート、ミルク、どちらも合いますが私は断然ミルクティ派です。)

ホットならティーポットで3~4杯くらいはありますが適切なタイミングで淹れられたマルコポーロは最後の一杯まで渋くならず、それでいて茶葉の風味もしっかりあり、ほどよく香りの余韻を残しているので最後まで美味しく楽しめます。

香りは華やかで甘いのですがお砂糖の甘さはないので、もちろんお菓子との相性がぴったりの紅茶です。

絶妙な茶葉の風味と香りのバランスは自宅では再現不可能?

しかしどういうことか、自分で淹れるとまったく美味しくならないのです(涙)

サロンでいただいたマルコポーロを再現したい。誰もがそう思うはずですが、実はこれが意外と難しかったのです。

他の銘柄では、そこまで大失敗という感じにならないけどマルコポーロだけは私は自分で淹れたくないくらい苦手意識が芽生えつつあります。ティーバッグのマルコポーロでさえ、手軽に淹れられるだろうと思いきや、まったく違う激マズ紅茶に早変わりしたくらいセンスないので克服したいですね(汗)

とっておきのテクを伝授 美味しいマルコポーロを淹れるには

ティーポットはあらかじめお湯で温めておきます。その際、エンヴェロップフィルター(持ち手が付いたコットンのように滑らかで丈夫なフィルターです。こちらもブティックで販売しています。)をティーポットにセットしてエンヴェロップフィルターも温めておきます。もちろんティーカップも。

沸かしたてのお湯※600ccに対して茶葉は茶さじ山盛り2杯(約9g)。

※じゅうぶんに空気を含んでいることが大切ですのでミネラルウォーターよりも浄水器を通した水道水が好ましいです。ミネラルウォーターを使うなら、ボトルを振ってから。

茶葉を引き上げるタイミングはだいたい2分45秒。

それよりも少し早めに一度、水色を確認する。

その時、濃く出ていそうなら時間がきていなくても茶葉を引き上げます。

注意点

缶の底のほうになってくると茶葉には細かく砕かれた茶粉も混ざっていますが、できるだけ粉状の茶葉は使わないほうがいいと思います。

フィルターを透過して液体に残ってしまうと、せっかく茶葉を良いタイミングで引き上げても茶葉の成分が紅茶にどんどん浸出してしまうことになります。

エンヴェロップフィルターのお手入れについても少し。ティーポットの臭い取りの際に、茶葉を捨てた後のフィルターをポットにセットしたまま、熱湯を入れるとフィルターの臭い除去もできて一石二鳥です。

画像のフィルターは新しいものなので白いのですが、使っているうちに紅茶色になってきますが、そういうものなので私は気にせず使ってます^^

なんだか紅茶を飲むためにいろいろ手順を踏まないといけなくて面倒だなー、なんて思わないでくださいね(汗)

それだけ茶葉の本来持つ香りと後から添加した香りのバランスが絶妙なのか、自宅で再現するのが難しいと感じましたので本当のマルコポーロの味と香りを知っておくべきだと思います。本当に毎回、少しずつ香り立ちが違うんです。

実は、何度かサロンに通ってわかったことがあります。入荷した時のロットによっても、その時々で微妙に香り立ちが違うのです。まぁ、茶葉は農産物なので、と言ってしまえば当然のことなのですが、そこに人工的に着香しているので毎回同じものとは出会えないという運命的なものも加味されますので、もしサロンで飲んでみて気に入ったらブティックへ直行して購入するべき、と思います。

長々と語ってしまいましたが自分の好みを知るためにも、一度はサロンでプロが淹れたお茶をいただいて確認してから自分で淹れたほうが上達の早道かもしれません。

最後に 紅茶の道も一歩から

我が家のセバスチャン(夫←)は最初のうちは試行錯誤していたものの、今では毎回同じクオリティで淹れることができるようになりました。

先述の紅茶を淹れる際のポイントは彼が模索した末に導き出した答えです。

元料理人の彼は味覚、嗅覚が繊細なので、この分野は持って生まれた才能といいますか、センスがあると思うのです。私にはわからない味や香りの差がわかるそうです。(マルコポーロの茶葉はたぶんキームンだと彼が言っています。)以上の理由から、我が家では紅茶担当は夫に決定しました。

香り豊かで独創的な一筋縄ではいかない紅茶、マルコポーロの魅力は伝わりましたでしょうか。

オーガニック茶葉を使用したマルコポーロスブリム(Marco Polo Sublime)や、カフェインフリーがお好みでしたら紅茶ではなくルイボスティに香りづけしたマルコポーロルージュ(Marco Polo Rouge)もあります。マルコポーロの香りが気に入ったら、こちらにもチャレンジしてみてください。同じマルコポーロという名前を冠していても印象はそれぞれ個性的でしっかりキャラ立ちしています。

マルコポーロの茶葉を使用したサブレやジャムも美味しいのでプレゼントにもお薦めです。

ショコラデマンダレンというボンボンショコラのシリーズもあり、こちらは冬季限定でブティックに登場します。

たくさんの種類があり、その銘柄によってさまざまな表現力を持ったマリアージュフレールの魅力を少しでもお伝えできたでしょうか。

あなたにとってのお気に入りの紅茶を見つけていただける一助となれば幸いです。