サロンで飲む紅茶マルコポーロの香りを再現 美味しさの秘密を教えます

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はじめまして。茶沼へようこそ^^

このブログへ訪問してくださった、そこの貴方、紅茶がお好きなんですね^^

最近は紅茶を楽しむことを右京タイムと言うとか言わないとか。

紅茶愛好家の中でもノンフレーバーティー派か、フレーバードティー派か?人によっては好みがはっきり分かれるのではないでしょうか。

“紅茶”とひとことで言っても、たくさんの種類があり、知れば知るほど奥が深いものです。

私もお茶好きとはいえ、すべての茶葉を知り尽くした訳ではありませんが知名度の高い紅茶ブランドの人気銘柄(と、お財布の限界)に挑戦した中で今いちばん気に入っているのがフランスの紅茶ブランド、マリアージュフレール(MARIAGES FRÈRES)です。

本家のホームページは日本語版が謎の自動翻訳でかなり(汗)

それはそれで、ある意味“いとをかし”なので違う楽しみ方で期待してしまうのですが

やはり紅茶探求者としてはわかりやすくて正確な情報がほしいのではないかと思います。

500種類以上ある茶葉の中で、さてどれが自分の好みなのか?今の気分にマッチした素敵なお茶は?ひとつだけ選ぶとなると正直迷いますよね。(期間限定や品切れなどで店頭にない銘柄も含みます)

実際、サロン(ブティックに併設されたティールーム)に行くと、まず差し出されるタリフ(メニュー)が細かいグレーの文字で列記されていて見づらい^^;

店内のラグジュアリーな雰囲気とも相まって圧倒されます。

そこであらためて「マリアージュフレールの紅茶を飲んでみたい!」と興味を持たれた方の参考になるよう、今まで私が飲んでみた茶葉を自分なりの感想を綴っていこうと思います。

すでに茶沼に頭までどっぷり浸かっておられる紳士淑女のみなさま方には基本的な話すぎて

「そんなこたぁ知ってるわよ!」と物足りない記事かもしれません(汗)

間違った解釈やご指摘があれば、こっそりメッセージくださいね!

紅茶の淹れ方はお国柄によって違う?

マリアージュフレールは紅茶のブランドとして名高い伝統のある紅茶メーカーです。

紅茶といえばイングランドでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。

私の大好きな漫画のひとつ“黒執事”は舞台が19世紀末のイギリス。主人公シエルが優雅に紅茶を飲むシーンがたびたび出てきます。(万能な執事が淹れる紅茶と供に登場するお菓子もとても美味しそうで毎回楽しみです♪)

私も濃いめのイングリッシュブレックファーストにミルクを入れて飲まないと朝が始まりません。

英国流とフランス流では紅茶の淹れ方も違うので、さらにここでもどちらが好みか?分かれると思います。何が違うの?という方にざっくりとした説明を。

イギリス流は基本、ミルクティに合うように濃いめに抽出。ティーポットに茶葉を入れたままで濃くなったら、さし湯で濃さを調節したりミルクを入れます。さらに英国紳士気分で庶民的に堪能したい!という向きには手軽なティーバッグをマグカップに入れっぱなしで豪快に飲んじゃうのが通な嗜み方だと思っています←

そしてマリアージュフレールの紅茶を最大限おいしく淹れようと思ったら、イギリス流とは反対のことを意識するべし。

美味しい紅茶を淹れるコツ 3つのポイント

  1. 茶葉はきっちり茶さじで量る
  2. 茶葉をティーポットに入れっぱなしにはせず適度な濃さになったらすぐに引き上げる
  3. 茶葉の入れ過ぎも少な過ぎも良くないし、抽出時間が短くても長くてもダメ

※茶葉の量、抽出時間は同じマリアージュフレールの茶葉であっても銘柄によって変わってきます。(ここ重要)

香りに対する意識が高いフランス人好みのフランス流紅茶芸術とは

フランス流紅茶芸術では茶葉の渋み、えぐみは好まれません。サロンでお茶をいただいたことのある方はご存じかと思いますがマリアージュフレールでは渋み、えぐみを出さないよう短い時間で茶葉を引き上げています。

まろやかな茶葉の味と緻密に計算してブレンドされた香りのバランスを楽しむもの、という位置づけなのではないかと思います。

同じフランス流の高級紅茶ブランド ニナスはまた少し違うようですので、ここでいうフランス流という表現はあくまでマリアージュフレール独自のものを指しています。

特にフレーバードティーは茶葉に着香してあるので、香りがじゅうぶん引き出されたら茶葉をポットから出さないと今度は紅茶独特の渋みがどんどん出てきてしまいます。

せっかく香りが広がったと思ったらお茶の渋みでかき消されてしまってはもったいないですから。

(イギリス流の場合は茶葉を入れっぱなしですので、逆にその濃いお茶独特の渋味が良い特徴になっています。)

個人的な思い込みかもしれませんがフランスは香水やワインの文化が発達している国、という印象でフランス人は少なくとも香りへの関心が高い人が多い、全体的に香り好きな人たちというイメージがありますので、紅茶にも馥郁とした香りが求められるのかな、と思います。

マリアージュフレールの定番であり代表的な存在 マルコポーロ

前置きが長くなりましたが私がお薦めする紅茶第一弾として、その数ある銘柄の中でも最も有名な、マリアージュフレールの代名詞と名高いマルコポーロを紹介したいと思います。

マルコポーロの茶葉

T918  MARCO POLO  中国とチベットの花と果物の特別な芳香。計算し尽くされた香り。

公式サイトではこんな説明があっさりとされています。めっちゃあっさりと(汗) 公式の説明はふわっとした表現で具体的に何のフルーツなのか?何の花なのか?

抽象的すぎて、どんなお茶なのかイメージしにくいと思います。

私はもっと具体的なことを知りたいんです!!

サロンで給仕してくれるギャルソンやブティックで接客してくれる販売スタッフに質問してみるのもいいかと思います。ただ公式情報以外のことはなかなか引き出せないのが悔しい・・・(私の質問のしかたが未熟だからなのか?)

かなり顧客の想像力を要求される特殊な空間であり、たかがお茶選びと言ってしまえば素っ気ないですがブティックやサロンそのものが非日常的であり、その場での体験自体がエンターティンメントですらあると感じますので、紅茶について少し予習してから行くとより楽しめるのではないかと思います。

「これはどんな香りがするんだろう?」と謎の部分を残すことで、顧客の興味を引く戦略なのかなと思います!(断言)

結論、彼らは非常によく訓練された特殊部隊の精鋭であると言えます←

マルコポーロという紅茶は知識豊富なギャルソンの説明を聞いていると、一度飲んでみたいと紅茶好きな人なら思うであろう銘柄です。

サロンでマルコポーロを飲んでみた個人的感想

マリアージュフレールで人気の銘柄はそこそこ試した私ですが、マルコポーロは香料が苦手な方でなければ幅広くお薦めできる定番中の定番だと言えるでしょう。

実際にプロが淹れるマルコポーロをいただいた感想を語彙力がないなりに言語化してみます。

最初はミルクなしで。印象的な、これがマルコポーロだ!という甘い香りが広がります。とても甘くて花の蜜のような南国のフルーツのような、東洋的な印象の香りです。東洋にミステリアスなイメージを持つヨーロッパ人が憧れを込めてマルコポーロと名付けたのかな、などと思いながら今度はミルクを少し入れてみます。

最初に目立っていた香りが少し丸くなり、誰もが知っている、そう、たとえるならば苺のショートケーキのような甘さを感じます。(私は普段、紅茶に砂糖は入れないのですが香りだけでじゅうぶんな甘さ!マルコポーロに関してはストレート、ミルク、どちらも合いますが私は断然ミルクティ派です。)

ホットならティーポットで3~4杯くらいはありますが適切なタイミングで淹れられたマルコポーロは最後の一杯まで渋くならず、それでいて茶葉の風味もしっかりあり、ほどよく香りの余韻を残しているので最後まで美味しく楽しめます。

香りは華やかで甘いのですがお砂糖の甘さはないので、もちろんお菓子との相性がぴったりの紅茶です。

絶妙な茶葉の風味と香りのバランスは自宅では再現不可能?

しかしどういうことか、自分で淹れるとまったく美味しくならないのです(涙)

サロンでいただいたマルコポーロを再現したい。誰もがそう思うはずですが、実はこれが意外と難しかったのです。

他の銘柄では、そこまで大失敗という感じにならないけどマルコポーロだけは私は自分で淹れたくないくらい苦手意識が芽生えつつあります。ティーバッグのマルコポーロでさえ、手軽に淹れられるだろうと思いきや、まったく違う激マズ紅茶に早変わりしたくらいセンスないので克服したいですね(汗)

とっておきのテクを伝授 美味しいマルコポーロを淹れるには

ティーポットはあらかじめお湯で温めておきます。その際、エンヴェロップフィルター(持ち手が付いたコットンのように滑らかで丈夫なフィルターです。こちらもブティックで販売しています。)をティーポットにセットしてエンヴェロップフィルターも温めておきます。もちろんティーカップも。

沸かしたてのお湯※600ccに対して茶葉は茶さじ山盛り2杯(約9g)。

※じゅうぶんに空気を含んでいることが大切ですのでミネラルウォーターよりも浄水器を通した水道水が好ましいです。ミネラルウォーターを使うなら、ボトルを振ってから。

茶葉を引き上げるタイミングはだいたい2分45秒。

それよりも少し早めに一度、水色を確認する。

その時、濃く出ていそうなら時間がきていなくても茶葉を引き上げます。

注意点

缶の底のほうになってくると茶葉には細かく砕かれた茶粉も混ざっていますが、できるだけ粉状の茶葉は使わないほうがいいと思います。

フィルターを透過して液体に残ってしまうと、せっかく茶葉を良いタイミングで引き上げても茶葉の成分が紅茶にどんどん浸出してしまうことになります。

エンヴェロップフィルターのお手入れについても少し。ティーポットの臭い取りの際に、茶葉を捨てた後のフィルターをポットにセットしたまま、熱湯を入れるとフィルターの臭い除去もできて一石二鳥です。

画像のフィルターは新しいものなので白いのですが、使っているうちに紅茶色になってきますが、そういうものなので私は気にせず使ってます^^

なんだか紅茶を飲むためにいろいろ手順を踏まないといけなくて面倒だなー、なんて思わないでくださいね(汗)

それだけ茶葉の本来持つ香りと後から添加した香りのバランスが絶妙なのか、自宅で再現するのが難しいと感じましたので本当のマルコポーロの味と香りを知っておくべきだと思います。本当に毎回、少しずつ香り立ちが違うんです。

実は、何度かサロンに通ってわかったことがあります。入荷した時のロットによっても、その時々で微妙に香り立ちが違うのです。まぁ、茶葉は農産物なので、と言ってしまえば当然のことなのですが、そこに人工的に着香しているので毎回同じものとは出会えないという運命的なものも加味されますので、もしサロンで飲んでみて気に入ったらブティックへ直行して購入するべき、と思います。

長々と語ってしまいましたが自分の好みを知るためにも、一度はサロンでプロが淹れたお茶をいただいて確認してから自分で淹れたほうが上達の早道かもしれません。

最後に 紅茶の道も一歩から

我が家のセバスチャン(夫←)は最初のうちは試行錯誤していたものの、今では毎回同じクオリティで淹れることができるようになりました。

先述の紅茶を淹れる際のポイントは彼が模索した末に導き出した答えです。

元料理人の彼は味覚、嗅覚が繊細なので、この分野は持って生まれた才能といいますか、センスがあると思うのです。私にはわからない味や香りの差がわかるそうです。(マルコポーロの茶葉はたぶんキームンだと彼が言っています。)以上の理由から、我が家では紅茶担当は夫に決定しました。

香り豊かで独創的な一筋縄ではいかない紅茶、マルコポーロの魅力は伝わりましたでしょうか。

オーガニック茶葉を使用したマルコポーロスブリム(Marco Polo Sublime)や、カフェインフリーがお好みでしたら紅茶ではなくルイボスティに香りづけしたマルコポーロルージュ(Marco Polo Rouge)もあります。マルコポーロの香りが気に入ったら、こちらにもチャレンジしてみてください。同じマルコポーロという名前を冠していても印象はそれぞれ個性的でしっかりキャラ立ちしています。

マルコポーロの茶葉を使用したサブレやジャムも美味しいのでプレゼントにもお薦めです。

ショコラデマンダレンというボンボンショコラのシリーズもあり、こちらは冬季限定でブティックに登場します。

たくさんの種類があり、その銘柄によってさまざまな表現力を持ったマリアージュフレールの魅力を少しでもお伝えできたでしょうか。

あなたにとってのお気に入りの紅茶を見つけていただける一助となれば幸いです。

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