ジャムのびんと点字

ジャムの瓶にある点字のようなものを発見しました

先日あることを発見してしまい、気になったので調べてわかったことを今日は少し文章化したいと思います。

ここ数年、お気に入りのジャムがありまして、我が家ではフランスのサン・ダルフォー社(ST.DALFOUR)のフルーツスプレッドを何種類かローテーションで常時ストックしています。(正確には砂糖不使用ということでジャムの定義にはあてはまらないのでフルーツスプレッドという品名で販売されています。)

お気に入りの理由は、なんといっても砂糖不使用だから。

シンプルな理由です。

フルーツスプレッドとは?

ジャムの定義として、JAS法では「果実、野菜または花弁を砂糖類等とともにゼリー化するようになるまで加熱したもの」としています。また、日本では糖度が40度以上のもの(JAS法による)、米国では糖度65度以上のもの(FDA=米国食品医薬品局による)、欧州では糖度60度以上のものがジャムとされています。サン・ダルフォーは砂糖類不使用ですので、JAS法上のジャムの定義に当てはまらないため、フルーツスプレッド(日本ジャム工業組合の申し合わせによる)という品名になっております。

引用元:ST.DALFOUR

今日書きたかったテーマに戻りますが先日、サン・ダルフォーのガラス瓶を眺めているとラベルの下に小さな連続する点を見つけました。

「これって点字かな?」

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4個、1個、3個と確認できます。

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4個、1個、3個と確認できます。

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4つありますね。

ラベルのすぐ下の並んでいる点が4つありますね。

気になったので早速、インターネットで点字について調べてみることに。

私は今まで、点字というものに馴染みはなかったので街中で見かけることはあっても知識としてはまったく点字がどのような法則があるものか、読み方なども知りませんでしたので初歩的なことから学ばねばなりませんでした。

あなたは街にある点字を読めますか?

点字の種類や読み方を調べていくうちに、誰が最初に点字を考案したのだろう?なんて疑問も頭に浮かんできたのです。

最初に12点から構成される点字を考案したのはフランスのシャルル・バルビエという軍人でした。

複雑だった為、あまり普及しなかった点字をブラッシュアップして改良したのが14歳のルイ・ブライユです。その2年後の彼が16歳の時には6点から構成される点字を完成させたというのだから、すばらしい偉業ですね。(ちなみに日本語で6点点字をまとめたのは石川倉次という人です。明治23年11月1日に正式に採用されました。)

と、上記のようなエピソードを知ってフランス人が点字を考案したという情報にもふれていましたので、サン・ダルフォー社のガラスびんに記されているのは点字で間違いないだろうと私は思い込んでいました^^;

他社メーカーのジャムの容器にユニバーサルデザインとして点字を記載しているところもありましたので、その先入観もあったと思います。

ユニバーサルデザイン 7原則

ユニバーサルデザインは、「あらゆる人に利用しやすいデザインである」という視点を軸に、下記7原則から構成されています。

1. 誰にでも使えること。(Equitable Use)

2.使う上で柔軟性があること。(Flexibility in Use)

3.使い方が簡単で、直感的にわかること。(Simple and Intuitive Use)

4.必要な情報がすぐにわかること。(Perceptible Information)

5. 簡単なミスが危険に繋がらないこと。(Tolerance for Error)

6.身体的な負担が少ないこと。(Low Physical Effort)

7.アクセス・利用しやすい十分なスペースが確保されていること。(Size and Space for Approach and Use)

参照:THE PRINCIPLES OF UNIVERSAL DESIGN

引用元:知っておきたい あなたの身近にユニバーサルデザイン

余談ですが、11月1日は日本の点字記念日 だそうです。

紅茶の日 と同じですね☆

調査員、行き詰る。

そこで、またまた素朴な疑問が浮上。

点字は6つの点の並びかたの組み合わせによって、文字を表現していますが、このガラス瓶に刻まれているのはどう見ても最大で横一列の4つなのです。 たとえば

・・・・ ・ ・ ・・・ や

・・・・ ・・・ ・・

・・ ・ ・ ・・・・・

という並びです。

オタク気質が災いし?手元にあるガラス瓶の連続する点の並びをすべて、そばにあった紙に書いていきました。

何か規則性があるはず!と。暗号文を解読できるかも知れない♪という何にだか、よくわからない期待が高まり、キッチンにストックしてあったジャムの瓶を全部持ってきて、その点の並びを確認していきました。共通点は、点が横一列に全部で9個。

でも一般的にいう6点からなる点字ではないので、点字一覧などで探しても、同じような配置の点の組み合わせなんてないので当然、何が書かれているのか私にはわかりませんでした。

調査員、公式に電凸する。

ジャムだけに←簡単に解決すると甘くみていたのですが調査に行き詰った私は、 疑問に思ったらすぐ問い合わせ、ということで問い合わせ先を調べることに。

さっそくサン・ダルフォー社の公式サイトにGoしたのですが、こちらは問い合わせ用メールアドレスやお問い合わせフォームの設置がないんですね(汗)

しかたないのでお客様相談室へ電話してみることにしました。

一瞬、なんて電話しようかと悩みました。最初、ものすごく変な質問してくる人だって思われただろうな、と思います^^; 結局、そのまま説明したんですけどね(単刀直入)

電話応対してくださったオペレーターの方も、手元に商品があるのですが自分も、その点についてはそもそも存在自体、認識していなかったと。当然、何の意味があるのかまでは知らなかったとのことで調べて、後日連絡します、ということでいったん電話を置きました。

結論 サン・ダルフォーのジャムのガラス瓶の点字は消費者向けの点字ではなかった

数日後、きちんとお電話くださって、調査の結果を報告してくださいました。

この点字のようなものは、瓶を製造しているメーカーが使用するもので、瓶の型によって機械が違うとのことです。

製品になにか不具合があった場合に、いつ、どこ(工場が複数あるということ?)で製造された瓶なのか、という情報をたどっていけるように記されているとのことです。 ジャムのメーカー名や何味のジャムなのか、などの情報がわかるというものではないので消費者である私達には直接関係がある情報ではなかったということです。

あくまで企業内での識別用としてのしるしだという回答でした。

でも、お忙しい中、私の素朴な疑問に丁寧に答えてくださって本当に感謝しております。

調査員、ますますサン・ダルフォーのファンになる。

くだらない問い合わせにも丁寧な対応で思わず感動し、企業理念も素晴らしいので正直、ファンになりました。

点字もどき(と言ってしまうと悪いもののようですが)にも愛着がわいたところで、このガラスびんのシンプルな中に控えめな装飾があるスリムなデザインも気に入っていますし、これからもフルーツスプレッドを愛用していこうかなと思っております。

びっくりするような情報ではなくてごめんなさい☆個人的にはモヤモヤがスッキリしたので聞いてよかったと満足しています。

この機会に街で見かける点字にも注目してみるのも見聞を広めるのに良いと思います。

なんてことはない話ですが、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます^^

参考文献

点字を作った人

世界の点字

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